今回も、Coach Danielチャンネルから、Advanced NBA Concpetsシリーズを紹介していく。
紹介するのは、Advanced NBA Concepts Part3から、以下の二つである。
①Drive with weakside screening
②Corner to corner cut
①Drive with weakside screening
この戦術は、「オフボールスクリーンが起きている間に、その逆サイドへドライブして攻める」という極めてシンプルな代物である。
特にNBAでは盛んにスイッチDFが行われる関係上、スクリーンに対してDFが集中する場面が少なくない。したがって、こうした戦術は特に有用になる。
もちろん、ボールマンが一人でマークマンを抜き去る(get by)ことができるのが最低条件だ。
この戦術は、特にエースプレイヤーを生かすコンセプトとして重要になるだろう。
②Corner to corner cut
これは、ポストアップに対するダブルチームに際し、逆サイドのアウトサイドがボールサイド・コーナーにカッティングすることで、ワイドオープンを作る戦術である。
上図でいくと、2DFが5OFをケアせざるを得ないというポスト・ダブルチームの構造上の欠陥を衝き、対応不可能なポイント(ボールサイド・コーナー)へ2OFが移動するという、いわゆる”メタ戦術”になる。