現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

基本ムーブメント、セットオフェンス、DFシステム、ゾーンアタックなどを日々研究・解説しています。

おすすめEnd of Game Set(EOG)

今回は、Half/Horns/ATOBLOBSLOBに続いて、End of Game Set(EOG)を紹介していく。

EOGはその言葉通り、試合終盤のスコアリングを目的としたセットプレーで、Need a ScoreとNeed a Threeに大別される。

「2点を狙うか3点を狙うか」「何秒以内にスコアリングするか」「誰を使ってスコアリングするか」といった判断基準に則して、セットを選択していくのが望ましいだろう。

 

 

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Winner (Need a Three) (0:16)

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Zipper Cutを囮にし、ZipperスクリナーにFlare Screenをセットしてロブパスを通した後、Zipperユーザーにスクリーンをセットするプレー。

相手のディナイが激しいほど有効になる。

 

 

Punch Rip Turn (Need a Score) (0:50)

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4→5クロススクリーンによる5 post upにボールを入れた後、4→3 Ripと4→2 Downに移行するプレー。

クロススクリーンとRipによってベースライン側にDFを収縮させることで、2のペリメータージャンパーをオープンにすることが出来る。

 

X high Series (Need a Score  or Three) (1:50)

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3と5のX Cutの後、4→2 Ripをセット。そのまま2に入れてスコアリングを狙うのが基本形になる。

ここからX high Slip、X high Fadeといった様々な発展形があり、形に応じてScoreかThreeかを選択できる。

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Zipper Go Series(Need a Score) (3:10)

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4&5→3のZipper Cutから、3のペネトレイトを狙うのが基本形。

5→4 DownによるThrowbackを組み合わせたZipper Go Backといった発展形を有する。

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Wiper (Need a Three) (3:57)

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1のドリブルダウンと4→2 Wiperを組み合わせたシンプルなセット。

4のSlip Outも考慮する。

 

 

Stagger Series (Need a Score) (4:27)

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Away Screenでエントリーした後、ヘルプサイドにStaggerをセットするシンプルなプレー。

Staggerを囮に3がそのまま一人で攻めるStagger ISOの他、Stagger Twirl、Stagger Fan、Stagger Slipといった様々な発展形がある。

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Flip Flare (Need a Three) (8:14)

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1→2 Flipから4→2 Flareに移行するムーブ。

FlareスクリナーのSlip inも考慮する。

 

 

Give Back Series (Need a Three) (8:44)

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4 Top(ないし5 Top)エントリーからハンズオフに移行し、3Pを狙うプレーが基本線。

おすすめSLOB(サイドセット)紹介で引用したSPECIAL Seriesとほぼ同じ形。)

5→4 FlareをセットするGive Back Flareや、ボールスクリーンプレに移行するGive Back PNRといった発展形がある。

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Push Baseline Exit (Need a Three) (11:40)

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バックコートからエントリーし、5→1のボールスクリーンと3→4 スクリーンを組み合わせるプレー。

5→1 PNR Slipから5→2 Pindown(いわゆるVeer)も組み合わせられる。

 

 

Rice Wildcat (Need a Three) (12:00)

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1→2 Ripから5→1 STSを経て、5→2 Pindownに移行するムーブ。(スクリーンユーザーが逆方向へ再びスクリーンを利用する動き全般をWildcatと呼ぶ)

おすすめSLOB(サイドセット)紹介で引用したLEAK Seriesとほぼ同じ形。) 

 

Seal (Need a Score) (12:26)

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上図はあくまで一例だが、カットアウトやスクリーンプレーで逆サイドのベースライン側をクリアにし、5がSealしてロブパスを通してポストプレーを行うコンセプトのプレー。

 

 

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Hammer (0:00)

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文字通りHammerプレーを主軸にしたEOG。

前者では、5Topエントリーから、5のドライブから、ヘルプサイドでのHammerへとパスを出す。

後者では、1のIverson Cut (AI) からのドライブに、逆側でのHammerを組み合わせている。

 

 

Post Flare (1:11)

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5→3 クロススクリーン + 2→4 Ripから、5 Post upにパスを入れ、2→1 Flareへと移行する。

 

 

その他参考推奨動画

2014-15 NBA End of Game Playbook - YouTube