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Early Offense(いわゆる『アーリー』)は、速攻(ファーストブレイクないしセカンダリーブレイク)とハーフオフェンス(Motionなど)の中間的なオフェンスである。
あくまで5on5の状況を想定しながらも、速いテンポ、ないし早いタイミングでのスコアリングを志向する場合に用いられる攻撃様式である。
今回は特にGolden State Warriors Playbook: Early Offense - YouTubeを例示し、それを通じてEarly Offenseの基本コンセプトを確認する。
(その他参考リンク:Mike Malone Sacramento Kings Early Offense - YouTube)
①21 (0:00)
現代バスケットボールの基本的な動きにて"Pistol Action (21 Series)"として紹介したムーブメントである。
1→2 Flip、1→2 DHO、2→1 PNR、1→2 DHO&5→2 PNRという風に、1と2のツーメンプレーに5のPNRを組み合わせた多彩なムーブメントの総称である。
1と2、双方の得点力が高い時に特に有効になる。
(このPistol Actionについては、別の記事Pistol Actionまとめの方が網羅的にまとまっているのでそちらの閲覧を薦める)
②Phoenix(Drag), Phoenix(Drag) Double (0:50)
現代バスケットボールの基本的な動きにてDrag, Double Dragとして紹介したムーブメント。
後ろから走りこむリバウンダー(基本的にインサイド)が最初にPNRを行うという、シンプルかつ有効なもの。
一枚目をシューターにして、シューターへのパスを狙うPhoenix(Drag) Wildcatといったパターンもある。
③Early Away, Early Away Slip (3:10)
現代バスケットボールの基本的な動きで解説したAway(Pindown)ムーブをEalryに取り入れたもの。
スクリナーがSlip inするAway Slipもある。
概観すると、Ealry Offenseは早い段階で21やDragといったシンプルなムーブメントを行い、得点を狙うシステムである。
こうしたEarly Offenseは、効果的に得点ペースを上げることが出来る反面、攻撃が淡泊になりがちでもある。これをコントロールするため、Motion OffenseシステムやHalf Setを併用するというのが常道になるだろう。
(余談だが、SpursはMotionの中にEarlyの要素を組み込むというシステムを持っており、とても参考になる。→San Antonio Spurs Early Offense Action - YouTube)
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