ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Tag Dive (= Vacuum Cut) は、PNRにおいて、コーナーDFのtagに合わせて、コーナーのプレーヤーがダイブし、そこでの得点を狙うコンセプトである。(関連まとめ: Tag Diveアクション(Single Side / Double Side) - Togetter)
以下では、このTag Diveコンセプトについて、シチュエーション別に分類しつつ紹介する。
- Short RollからのTag Dive
- Handlerから直接パスするTag Dive
- Single Tag ActionでのTag Dive ("Single Tag Dive")
- Dive & Lift on Tag Dive
Short RollからのTag Dive
ボールスクリナーがShort Rollでボールを受け、コーナーDFのtag(ないしbump)を誘い、Tag Diveを遂行するパターンである。
[*Short Rollについては以下↓を参考に]
Tag Diveを実行するにあたり、必ずしもShort Rollによるレシーブが必須となるわけではないが、DFがボールに注目しがちであることを考えれば、非常に有効なオプションであることに疑いはない。
以下に、Short Roll絡みのTag Diveの参考動画を掲載する:
Handlerから直接パスするTag Dive
Tag Dive に際して、必ずしもShort Rollでレシーブすることが必須とはならないことは既に上述した。
上記のパターンは、スクリナーへのパスを介さずに、コーナーからのダイブへ直接Lob Passを試みるタイプのTag Dive である。
コーナーDFがRollerに対してtagするかどうかを、ハンドラーとコーナーが両方とも観察し、tagに向かうようであればTag Diveを施行する。
参考動画↓
Single Tag ActionでのTag Dive ("Single Tag Dive")
Tag Dive アクションは、上記のように、Singe Tag Action(Single-Side Bump Action)と組み合わせることが出来る。
Single Tag Actionについては以下をご参照いただきたい。
通常のDouble Side Tag Diveに比較すると、パスするタイミングやスペースがややシビアになりがちだが、一つの有効なオプションにはなる。
(逆に、なぜDouble Sideの場合はTag Diveに持ち込みやすいのか、ということを整理しておく必要があるだろう。
Double Side の場合、コーナーDFは、コーナーに対してウィングDFがローテーションする["X-Out Rotation"]ということを半ば期待してしまうため、Rollerのtagをあまり警戒なく行ってくれる。故に、Tag Diveが決まりやすい。
その点、Single-Sideの場合は、最初からコーナーDFがRoller or Corner の二者択一を強く意識しているため、コーナーからのダイブが完全にオープンにはなりにくいという構造があるのである。)
Single Tag Diveの参考動画↓
Dive & Lift on Tag Dive
Dive & Lift コンセプトは、Tag Diveにおいても極めて有用になりうる。
Dive & Lift(PNRの場合は、Roll & Replaceという名でもよく知られる)は、DiveとLiftの組み合わせにより、DiveのケアかLiftのケアかの選択を2vs1の形でDFに迫り、オープンを作り出すコンセプトである。
上図のように、ウィングDFがTag Diveのケアに万一間に合ったとしても、ウィングがトップへのLiftを行えば、トップでの3ptがwide openとなってしまうという構造になる。
Tag DiveにおけるDive & Liftの参考動画↓
(以上)
追記:全体をまとめた動画が以下
【noteマガジン案内】