現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

基本ムーブメント、セットオフェンス、DFシステム、ゾーンアタックなどを日々研究・解説しています。

スイッチDFの3つのメリット

 今回は、高坂晴耶(ミネソタ) (@Minstku) さんのツイートを参考に、スイッチDFの主なメリット3つを解説していく。

 

①アウトナンバーにならない

②時間的優位

③逆ミスマッチ

 

 

 

①アウトナンバーにならない

 このうち、「高さのミスマッチはローテーションで無くすことができる」というのは、Golden State WarriorsのスイッチDFコンセプトで紹介したEmergency Post Switch "Scram"のように、ポストでのミスマッチをオフボール・スイッチで解消する動きのことを指していると思われる。

 

アウトナンバーからイージー・バスケットをされるのが最も避けたい事態である場合は、(スピード差がありすぎて平面だと一瞬で抜かれてしまう、というわけでもない限りは)ミスマッチを許容してスイッチする方が望ましいといえる。

 

 

 

②時間的優位

 

 

アウトナンバーやギャップからシュートを打つのは極めて短時間で可能な一方で、ミスマッチを攻める場合は、上述の通りオフェンスに長い時間が必要である。

オフェンスの時間制限が存在するため、スイッチDFを使ってオフェンスに長い時間をかけさせることは、結果的に相手のシュートクリエイトを難化させる。また、得点のテンポ自体も抑えられる。

 

 

 

③逆ミスマッチ

 

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仮にミスマッチを攻められたとしても、トランジションになれば逆にそのミスマッチを利用できるというメリットである。

同じミスマッチであっても、ハーフオフェンスのミスマッチと、トランジション~アーリーのミスマッチでは、後者の方が得点可能性が高いという非対称性があるため、ハーフをスイッチできっちり守った後にトランジション~アーリーを攻めることが出来るなら、"後攻"側が有利になるという側面もある。

 

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最新NBA戦術紹介番外編"4 NBA Concepts"

Coach Danielチャンネルから、再びNBA Conceptを紹介する。

これまでの紹介記事はこちら↓↓

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今回紹介する動画では、以下の四つのコンセプトを提示している。

①Big man screening the X-Out rotation

②Duck in immediately after a switch

③P&R where the offensive big man rolls 'under' the defensive big

④Back screen in semi-transition/early offense

 

www.youtube.com

 

①Big man screening the X-Out rotation

このコンセプトを理解するには、まずX-Out rotationを理解する必要がある。

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X-Out rotationとは、図の通り、ペネトレイトに対するカバー&ローテーションの後、ヘルプサイドにキックアウトされた場合のクローズアウト・パターンのことである。

DF2は、いったん5をケアした後、キックアウトに反応してヘルプサイドのフリーなオフェンスへとクローズアウトする。この際、DF2とDF4が"X"の軌道を描いてクローズアウトするため、X-Outと呼ばれているのである。

ここで、クローズアウトするDF2にスクリーンをかけることが出来れば、図の4がワイドオープンになる。これがBig man screening the X-Out rotationである。

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X-Out rotationというディフェンスフォーメーションと、それに対するScreeningというカウンター(メタ戦術)は、セットで押さえておきたい項目である。

 

 

②Duck in immediately after a switch

 

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これは極めてシンプルなコンセプトで、スクリーンに対するスイッチでミスマッチが起きたとき、迅速にDuck inを行ってリムにアタックするという戦術である。

わざわざ”迅速”(immediately)とつくのは、ポストに対するオフボールスイッチ(Scram)などでミスマッチを解消する戦術が存在するため、解消される前に攻める必要があるからである。

 

 

③P&R where the offensive big man rolls 'under' the defensive big

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図の通り、ロールインするスクリナー(5)が、スクリナーDF(DF5)の背後にまで入るプレーである。

ボールハンドラーがマークマンを抜き、スクリナーDFがカバーに出た状態のときに有効な動きになる。

この際、4は図のようなスペーシングを行い、スクリナーを守りづらくさせるのが重要である。

 

 

④Back screen in semi-transition/early offense

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トランジションでRipをセットするシンプルなプレー。

トランジションにおけるピックアップにおいて、Ripをきちんとケアするのは困難であるため、極めて単純であるにも関わらず守りづらいムーブメントになる。

 

 

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Early Offenseについて

Early Offense(いわゆる『アーリー』)は、速攻(ファーストブレイクないしセカンダリーブレイク)とハーフオフェンス(Motionなど)の中間的なオフェンスである。

 

あくまで5on5の状況を想定しながらも、速いテンポ、ないし早いタイミングでのスコアリングを志向する場合に用いられる攻撃様式である。

 

今回は特にGolden State Warriors Playbook: Early Offense - YouTubeを例示し、それを通じてEarly Offenseの基本コンセプトを確認する。

(その他参考リンク:Mike Malone Sacramento Kings Early Offense - YouTube

 

①21

www.youtube.com

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現代バスケットボールの基本的な動きにて"Pistol Action (21 Series)"として紹介したムーブメントである。

1→2 Flip、1→2 DHO、2→1 PNR、1→2 DHO&5→2 PNRという風に、1と2のツーメンプレーに5のPNRを組み合わせた多彩なムーブメントの総称である。

1と2、双方の得点力が高い時に特に有効になる。

 

 

Phoenix(Drag), Phoenix(Drag) Double

www.youtube.com

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現代バスケットボールの基本的な動きにてDrag, Double Dragとして紹介したムーブメント。

後ろから走りこむリバウンダー(基本的にインサイド)が最初にPNRを行うという、シンプルかつ有効なもの。

一枚目をシューターにして、シューターへのパスを狙うPhoenix(Drag) Wildcatといったパターンもある。

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③Early Away, Early Away Slip

www.youtube.com

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現代バスケットボールの基本的な動きで解説したAway(Pindown)ムーブをEalryに取り入れたもの。

スクリナーがSlip inするAway Slipもある。

 

 

概観すると、Ealry Offenseは早い段階で21やDragといったシンプルなムーブメントを行い、得点を狙うシステムである。

こうしたEarly Offenseは、効果的に得点ペースを上げることが出来る反面、攻撃が淡泊になりがちでもある。これをコントロールするため、Motion OffenseシステムやHalf Setを併用するというのが常道になるだろう。

(余談だが、SpursはMotionの中にEarlyの要素を組み込むというシステムを持っており、とても参考になる。→San Antonio Spurs Early Offense Action - YouTube

 

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おすすめEnd of Game Set(EOG)

今回は、Half/Horns/ATOBLOBSLOBに続いて、End of Game Set(EOG)を紹介していく。

EOGはその言葉通り、試合終盤のスコアリングを目的としたセットプレーで、Need a ScoreとNeed a Threeに大別される。

「2点を狙うか3点を狙うか」「何秒以内にスコアリングするか」「誰を使ってスコアリングするか」といった判断基準に則して、セットを選択していくのが望ましいだろう。

 

 

Winner (Need a Three)

www.youtube.com

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Zipper Cutを囮にし、ZipperスクリナーにFlare Screenをセットしてロブパスを通した後、Zipperユーザーにスクリーンをセットするプレー。

相手のディナイが激しいほど有効になる。

 

 

Punch Rip Turn (Need a Score)

www.youtube.com

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4→5クロススクリーンによる5 post upにボールを入れた後、4→3 Ripと4→2 Downに移行するプレー。

クロススクリーンとRipによってベースライン側にDFを収縮させることで、2のペリメータージャンパーをオープンにすることが出来る。

 

X high Series (Need a Score  or Three)

www.youtube.com

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3と5のX Cutの後、4→2 Ripをセット。そのまま2に入れてスコアリングを狙うのが基本形になる。

ここからX high Slip、X high Fadeといった様々な発展形があり、形に応じてScoreかThreeかを選択できる。

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Zipper Go Series(Need a Score)

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4&5→3のZipper Cutから、3のペネトレイトを狙うのが基本形。

5→4 Downを組み合わせたZipper Go Backといった発展形を有する。

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Wiper (Need a Three)

www.youtube.com

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1のドリブルダウンと4→2 Wiperを組み合わせたシンプルなセット。

4のSlip Outも考慮する。

 

 

Stagger Series (Need a Score)

www.youtube.com

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Away Screenでエントリーした後、ヘルプサイドにStaggerをセットするシンプルなプレー。

Staggerを囮に3がそのまま一人で攻めるStagger ISOの他、Stagger Twirl、Stagger Fan、Stagger Slipといった様々な発展形がある。

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Flip Flare (Need a Three)

www.youtube.com

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1→2 Flipから4→2 Flareに移行するムーブ。

FlareスクリナーのSlip inも考慮する。

 

 

Give Back Series (Need a Three)

www.youtube.com

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4 Top(ないし5 Top)エントリーからハンズオフに移行し、3Pを狙うプレーが基本線。

5→4 FlareをセットするGive Back Flareや、ボールスクリーンプレに移行するGive Back PNRといった発展形がある。

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Push Baseline Exit (Need a Three)

www.youtube.com

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バックコートからエントリーし、5→1のボールスクリーンと3→4 スクリーンを組み合わせるプレー。

5→1 PNR Slipから5→2 Pindown(いわゆるVeer)も組み合わせられる。

 

 

Rice Wildcat (Need a Three)

www.youtube.com

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1→2 Ripから5→1 STSを経て、5→2 Pindownに移行するムーブ。(スクリーンユーザーが逆方向へ再びスクリーンを利用する動き全般をWildcatと呼ぶ)

 

 

Seal (Need a Score)

www.youtube.com

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上図はあくまで一例だが、カットアウトやスクリーンプレーで逆サイドのベースライン側をクリアにし、5がSealしてロブパスを通してポストプレーを行うコンセプトのプレー。

 

 

Hammer

www.youtube.com

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文字通りHammerプレーを主軸にしたEOG。

最初のヘルプサイドにHammerをセットするか、ボールサイドにHammerをセットするかで上図のように分かれる。

 

 

Post Seal/Post Seal Flare

www.youtube.com

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5→3 クロススクリーン、2→4 Ripから5 Post upにパスを入れるムーブが基本。(Post Seal)

これに2→1 Flareを組み合わせれば、Post Seal Flareとなる。

 

 

その他参考動画

2014-15 NBA End of Game Playbook - YouTube

おすすめSLOB(サイドセット)紹介

これまで

おすすめHalf Court Set / Horns Set (Elbow Series) / ATO Set 紹介

及び

おすすめBLOB(エンドセット)紹介

で、Half SetやBLOBを紹介してきた。

今回は実在のSLOB(いわゆるサイドセット)を紹介していく。

ここでも現代バスケットボールの基本的な動きに準拠して記述していく。

 

Quick Pitch Get

www.youtube.com

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2のZipper Cut ⇒ 1→2 Flip ⇒ 5→1 PNRという展開のフォーメーション。

これに限らず、多くのSLOBはZipper Cutでエントリーする。かなりオーソドックスなセットになる。(全く同じ形のものとしては、Los Angeles Clippers SLOB DHO PNR)

似た形として、ZIpper Cutした2にそのまま5がボールスクリーンをセットするものがある。(Los Angeles Clippers SLOB Zipper PNR)

 

STS

www.youtube.com

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Zipper Cutのフェイクから4がWingにSpot upし、5への展開を経由する。

その後、2→1 Ripと4→2 STSに移行する。

4のAway Slipや、4→2 STS後の5→2 PNRなどがバリエーションとして考えられる。

 

 

SLOB Backscreen DHO

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170805140424p:plain

Zipper CutのフェイクからWingにSpot upした5にボールを入れ、2→1 Ripの後、5→2DHOからの4→2 PNRに移行するフォーメーション。

GSWのSLOB STSとかなりコンセプトは近い。STSを行うかDHOやPNRを絡めるかの違いだけである。

 

Away

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170805143609p:plain

Zipper Cutしたガードにボールを入れ、ヘルプサイドでAway(Pindown)を行うフォーメーション。極めて基礎的なパターン。

 

 

Houston Rockets "Chicago"

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170805144518p:plain

UCLA Cut ⇒ Away+DHO

このAway(Pindown)とDHOを組み合わせフォーメーションに"Chicago"という俗称がつけられ、いくつかのチームで採用されている。

 

 

SLICE

www.youtube.com

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インサイド(4)を介してサイドチェンジし、5→1 Ripと4→3 Awayを組み合わせて攻めるフォーメーション。

ダイブした1に出してから4→2 Flareをセットするパターン(SLICE DUMMY)や、1→5 Rip + 4→1 STSに移行するパターン(SLICE IOWA)がある。

 

 

"SPECIAL" Series

www.youtube.com

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2→4アウェイによる4 Topエントリーから、4→1 DHOに移るフォーメーション。以下に挙げる多彩なパターンがある。

 

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4→1 DHOをキャンセルし、4がドライブインを試みるパターン。

及び、4→1 DHOの後に5→4 Flareに移行するパターン。

 

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4→1 DHOから1→2 DHOに移行し、4→2 PNRをセットするパターン。

 

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1がヘルプサイドへカットアウトし、4のアイソレーションを狙うパターン。

 

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2がトップにエントリーし、2→1 DHOと4→1 PNRを組み合わせるパターン。(DHO PNRや、Quick Pitch Getとほぼ同じ形)

 

 

DOUBLE

www.youtube.com

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5 Topエントリーから、ヘルプサイドの1に展開し、3&5→1 のDoule PNRを狙うフォーメーション。

5はRoll in、3はPop outを狙う。

 

RIP

www.youtube.com

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5 Topエントリー→1へのサイドチェンジから、2→4 Ripと5→2 STSを狙うフォーメーション。GSWのSTSとコンセプトはほぼ同じ。

 

 

LEAK

www.youtube.com

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2→4 Awayに5→2 STSを組み合わせ、2の3Pと5のSlip inを狙うフォーメーション。

4(or5) Topにボールが入らない場合のオルタナティブ・プランの一つになるだろう。

 

 

DEEP

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170806102144p:plain

2→4 Awayを試みつつ、5→3スクリーンで3のボールサイド・コーナーエントリーを行う。

その後、5→1 Ripで1はカットアウトし、5→3 PNRに移行する。

これも、4(or5) Topエントリーが出来ない場合のオルタナティブ・プランの一つである。

 

LEAK Series

www.youtube.com

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1→2 Rip&5→1 STS(LEAK)を基本線とする。(Celticsの5 Top LEAKとの混同注意)

その後、5→2 Down(Wildcat)とそのSlipを狙う。この基本形から以下の様々な形に派生する。

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2→5 Rip Slipに4→2 スクリーンを組み合わせるパターン。

 

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5→2 STSから5がポップアウトし、2→1 Ripから5→2 DHOに移行するパターン。

 

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5→3 Flare、2→4 Ripから5→2 STSに向かうパターン。

 

 

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こうして概観すると、SLOBのエントリーは

Zipperエントリー(ユーザーorスクリナー)

UCLAエントリー

5(or4) Topエントリー

LEAKエントリー

などに大別でき、相手のDFの対応やオフェンスしたいポイントに応じて、エントリーとその後の展開を使い分けているという印象である。

 

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おすすめBLOB(エンドセット)紹介

前回のおすすめHalf Court Set / Horns Set (Elbow Series) /ATO Set 紹介に引き続き、BLOBセットを紹介していく。

 

前記事に引き続き繰り返しになるが、ムーブメントの用語は、現代バスケットボールの基本的な動きに準拠しているため、併読することをおすすめする。

 

BLOB

"LA"

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170801164755p:plain

逆サイドウィング(2)にStaggerをセット。(この形は各チームのBLOBで超頻出)

2のバックドア・オプション(4と5の間をスプリットするパターンもある)を常に狙いつつ、基本線では1→2→4パスからの2→1ダウンスクリーン ⇒ 4→1ハンズオフという展開を狙う。

1→4パスから直接4の3Pを狙うパターンもある他、3のマークマンが中に寄りすぎていたら即座に3に出して3Pを撃つ(あるいは3&5でオフェンスする)というオプション("Dummy")も意識しておかなくてはならない。

他の形としては、4→1ハンズオフの後、4が2へダウンスクリーンを掛けるという形がある。(Los Angels Clippers "52 Base")

また、最初の1→2のパスアウトの後に4→2Fist、あるいは4→5スクリーンからの5→2Fistといった形もある。(Utah Jazz"Double into PNR") (Denvar Nuggets "Flat Double")

 

 

"Rip"

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170801171901p:plain2→3のRip、4→2のSTSを起点とし、5→1のPindownで終わるBLOB。

「最初に5がウィングにSpot upしてペイントエリアのスペースを広げる」

「4がいつでもダイブできる態勢を取る」

「3は最初は水平にカッティングするフェイントを入れる」

といった様々な工夫がある。

 2→3のRipから、4&5→2のSTS&Double Screenという形もありえる。(Houston Rockets "Backscreen Double")

 

"Elevator"

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170801173350p:plain

1-2-4-5のラインから、1と2の(4&5ダブルスクリーンを使った)ボールサイドカット("Stack Double")を起点に4&5→1のElevator doorをセットする形のBLOB。

最初の二つのボールサイドカットを相手にケアさせ、DFを収縮させることで最後のElevatorへのケアを難しくさせている。

 

 

2 Curl Open

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170801180232p:plain

逆サイドへのAway Screenから、オープンになったスクリナーへパスする形。

Celticsはこのまま5のシュートでフィニッシュしているが、他の動きとの組み合わせも期待できるフォーメーションだろう。

 

3 Rip

www.youtube.com

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5を逆ウィングに置き、1-2-4ラインを作る。

2が同サイドコーナーにSpot up、4が逆サイドポストにPost up、1→5スクリーン。

1→5のスクリーンは、相手のケアの仕方次第では5のダイブも有効になるだろう。(Milwaukee Bucks "Three")

基本的に相手はダイブを警戒するので、図のように5がフレアしてボールを受ける。

次に5→1のハンズオフと3→4のスクリーン。

4にボールを入れる基本線以外にも、3と4がClearoutして1がペネトレイトするオプション、ロールする5に入れるオプション、5→3のスクリーン(STS)などが考えられよう。

 

 

One Out

www.youtube.com

 

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1→4スクリーンからの5→1スクリーン(STS)を基本線にしたBLOB。

ファーストチョイスは1の3Pだが、1のカウンタードライブ、5のDFがチェックを試みた場合の5へのパスなども狙えるし、最初に3→4のパスから4&2のオフェンスに展開するという方向性も考えられるだろう。

 

 

Baseline Double

www.youtube.com

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1→4→3でトップにボールを置いてから、2→1スクリーンと4&5→2のSTS&Staggerを作る形。

2のCurlと5のスクリーンの二段構えで4が確実にパスアウトを受けられるように仕向けているところが良いし、STSStaggerを組み合わせるという発想も秀逸なもの。

この後の展開としては、5が逆サイドにPost upしてからの4→2のChaseなどが考えられるだろう。

 

 

Three Comeback

www.youtube.com

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4のコーナーSpot up、3→2スクリーンからの5→3 STSという形。

4-3-5の並びはある程度ランダムでも機能する。

4、2、3のケアを万全にすると5のSlip inなどに対応困難になるというところもミソ。

 

 

Triangle

www.youtube.com

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2→4 Ripと5→2 STSが基本線。

スクリナーの5のギャップも狙える他、右図のように、4が逆を突くパターンもあり、極めてシンプルであるにも関わらず守りにくいフォーメーションになっている。

また、1→2→5、1→4→5という合わせの形も頻出かつ重要。

他にも、基本の形をまったく逆にして、ヘルプサイドのコーナーへパスアウトする形もある。(Memphis Grizzlies "Base Weak")

 

 

Funnel

www.youtube.com

 

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左図は3&5→2のStaggerと4→3のSTSの組み合わせである。

右図はその逆を突き、2と3が本来の逆の方向へカッティングするパターン。(基本的には、2のカッティング方向に合わせて3がその逆へ動くという形になる)

相手の読みに合わせてフレキシブルに使い分けることができる。

 

 

Dummy Curl

www.youtube.com

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3が裏側へシールし、そこにロブパスを飛ばすパターンと、3がカットアウトすると見せかけて再びCurlをしかけるパターンの二つがある。

極めてシンプルな動きであるが、2と5のスペーシングと、4がいつでもダイブできる態勢をとっていることにより、容易に3にボールが入る形になっている。他チームもたびたび模倣しているプレーである。

 

 

Curl DHO

www.youtube.com

f:id:ocum2013-041:20170803092914p:plain

先に挙げたDummy Curlを1stオプションとしつつ、その後の展開を狙ったもの。

4→1のDHOと5→2Ripの組み合わせ。

もちろん、これ以外にも様々なPost Dummy Curlパターンがありうるだろう。

例えば、4→1のDHO後に、3がカットアウトではなく3→4のRipを狙うパターンがある。(Tront Raptors "DHO Rip")

 

 

DHO Double & Lob Counter

www.youtube.com

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5→2のRipから4→5パス、5→1のDHOから4&5→2のStaggerに移行するムーブ。

そのカウンターとして、2→5のRipを組み合わせる形がRob Counterになる。

Double StaggerにカウンターでRipを組み合わせるパターンはかなり効果的。

 

 

……こうして概観すると、Flat DoubleやStack Double、Dummy Curl、3or4人のLineといったコンセプトが多くのチームで共有・活用されており、またTriangleとFunnelのような極めて似たコンセプトが採用されているケースもあることがわかる。

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おすすめHalf Court Set / Horns Set (Elbow Series) / ATO Set 紹介

今回は、筆者がおすすめするセットオフェンスを紹介していく。

最初に断っておくが、現代バスケットボールの基本的な動きで既に紹介したセットオフェンスや、スパーズ・モーションなどは省略しているため、まずはそちらをご覧いただきたい。特に多くのHalf SetやHorns Setは、スパーズ・モーションと類似したセットアップが意識されている

また、ムーブメントの用語も、現代バスケットボールの基本的な動きに準拠しているため、併読することをおすすめする。

 

Half Court Set

 Motion Weak Seal

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Motion Weakの本来の形(3→4のクロススクリーン)を崩し、3がシールする形。

インサイドよりもG-Fにサイズのギャップがある、ないしG-Fがポストプレーに長ける場合に有効なオプションである。

 

 

One Down

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Motion Strongの形から、4ではなく1がポストアップしてくる形。

1がポストプレーに長けていたり、1でミスマッチがあるときに有効なプレー。

Motion Weak Sealと似たコンセプトのフォーメーションである。

 

 

DHO STS

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Motion Strongと同じ起点から、Zipper Cut ⇒ 5→3DHO & 1→4クロススクリーン ⇒ 5→1ダウンスクリーン(STS)

DHOを絡めることで、パサー(3)へのプレッシャーを抑制している他、シューター(1)の移動範囲が通常のSTSより大きく、ケアしにくいという特長もある。

このコンセプトは違う形に応用できるだろう。例えば、シュート力が1<2であり、また早い段階でのPNRでのアタックを狙う場合、以下のような形も有用と思う。

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Drible Drag Pindown

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3&2のOverUnderに、5→1のDragを組み合わせたフォーメーション。

Invertの他にも、ボールサイドカットする3にそのまま入れて攻めるという崩しや、スクリナーの4がSlip inするといった崩しもあり得る。

 

 

Rip DHO

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Ripムーブの後、RipスクリナーがDHO(あるいはパス&ピック)を受けるフォーメーション。DHOをスルーして、Diveした3のポストにボールを入れるというオプション(Rip DHO Seal)がある。

RipやRubにおいて、スクリナーがDHOやパス&ピックを受ける形は頻用される。

 

 

Slice Double

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Motion Strongと同じ起点から、4&5→2のDouble Stagger ⇒ 4&5→1のDouble Staggerを行うフォーメーション。

地味に1 Seal (1のポストアップを狙う形)にもなっている他、1 Seal Clearoutを利用して3がペネトレイトを仕掛けるという"崩し"もあり得るだろう。

 

 

Fist Spread Down

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2→5→1のWedge Rollと4→2のダウンスクリーンを組み合わせたフォーメーション。

4→2のスクリーンが囮となって、ボールハンドラー(1)がかなり深くペネトレイトできるほか、逆側の人の少ない方(WeakSide)へドライブする形の"崩し"も有効になる。

また、二番目の図のようにPNR(Fist)スクリナーがSlip Outして広いスペースを攻める形も有効である。

 

 

Veer

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Wedge RollをSlipして、ヘルプサイドのPindown(Away)に向かうフォーメーション。

それを崩してFloopyに移行するパターンもある。

 

 

Weave

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Weave=DHOを繰り返すフォーメーション。チームによって様々な形のWeaveセットがある。GSW Weaveの特色は、最後のWeaveにボールスクリーンをセットする点だろう。DHOにボールスクリーンを合わせる形は、Pistol Actionなどでもよく見られる頻出のムーブであり、ギャップが生まれやすい。

 

 

Boston Celtics "Indy Rip"

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DHO&RipからFlex(STS)へ移行するフォーメーション。

DHOに何かしらのスクリーンを組み合わせるというアイデア自体はPistol ActionやGSW Weaveにも共通するもの。

 

 

Spurs Shuffle

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サイドチェンジとRipの組み合わせ(Shuffle Motion)から展開されるオフェンス・フォーメーション。図の通り、最後の展開はSTSStaggerが用いられ、その後は基本的にChase(左図の場合は4→3のPNR、右図の場合は4→1のPNR)に移行する。

 

 

Delay Series

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5 Topエントリーから、1→2 Twist、あるいは2→1 Flare(Flare SIlip)を起点に攻め、最後にPNRを行うという極めてシンプルなフォーメーション。

 

 

Point 2 Spain

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Point 2(4と5によるDouble Stagger)からSpain P&Rに移行するオフェンス。

Point 2は、極めてシンプルなシステムながら、引用先動画のような多彩な展開を持つフォーメーションである。

 

 

Point 2 Rip

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Point 2のBack door(Reject)パターンから、2→5 Ripに移行するフォーメーション。

 

 

Corner Series (Stunt STS)

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1→4のFlipから、5→1のボールスクリーン、3→4のRip、5→3のSTSを組み合わせた形。

ちなみにCorner Seriesは、4にパスしてからの1→2 Awayが基本線で、1→4 Flipはセカンドオプション。

動画では5がDJなので、5が空けられて攻めづらくなっているが、5にシュート力のあるプレーヤーを配置するとより攻めやすくなるだろう。

 

 

Horns Set (Elbow Series)

Horns Rub

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HornsのElbowエントリーから、Rubに移行するフォーメーション。

Rubユーザーにボールが入らない場合にRubスクリナー(1)がハンズオフに向かうところまででワンセット。

 

 

Oklahoma City Thunder Horns Dive

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HornsのPNRエントリーからPop&Diveを行う形。DiveしたインサイドがClearoutを行うとより効果的なムーブになる。

 

 

Elbow away / Elbow away double

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HornsのElbowエントリーから、AwayないしDouble Staggerに移行するフォーメーション。

構造自体は極めてシンプルであるが、現代バスケットボールの基本的な動きで強調したように、AwayやDouble Staggerにはそれぞれ複数のバリエーションがあり、これらをすべて守ることはほとんど不可能であることから、状況に応じて適切なバリエーションを用いることが重要になる。

 

 

Golden State Warriors - Elbow Boston

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Elbow away Doubleを起点にしたフォーメーション。

2がカリー、3がクレイ、4がKDという配置であるこの形から繰り出されるThree men playは、極めて守りづらい形となっている。

 

 

Elbow Quick

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Hornsからボールハンドラー(1)がWingにドリブルエントリーし、ElbowにパスしてからTwist→DHO(orパス&ピック)に移行するムーブ。

派生として、以下のように逆サイドで4→2 Awayを試みるパターンもある。

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Elbow Get

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HornsのElbowエントリーから、5→4 PNRに移行するシンプルなフォーメーション。

型通りPFにボールを入れるというわけではなく、そのラインナップで最も1on1の強い人物を4のポジションに置いて行うのが理想であり、一般的である。

 

 

Elbow Flare

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Hornsエントリーから4→2スクリーンと3のサイドチェンジ、1→2→4でElbowにボールを置き、2→1 Splitから、5→2 Flareに移行するフォーメーション。

3のClearや2→1 Splitによって、最後の5→2 Flareに大きなギャップを作りやすい。

5→2 Flareでは、相手のディフェンスの配置に応じたSpot upが必要である。

また、5のFlare Slipも有効であるし、5&2で完結しなければ、1→3 Twistに展開していくことも出来るだろう。

 

 

Elbow Split Elevator

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Hornsの形からElbowにボールを入れSplitを行い、サイドチェンジの後にElevatorをセットするフォーメーション。

Elevator全般に共通する備考事項として、Elevatorユーザーがケアされるときは大体インサイドDFがSwitch Outしている場合が多く、Elevatorスクリナー(4or5)にギャップやミスマッチが起きていることがしばしばあるため、その部分を狙うことも意識する必要がある。

  

 

ATO Set

Golden State Warriors ATO Rip

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所謂Box Offenseの形から、Ripムーブに移行するATOセット。GSWの名物セットである。筆者的には4→1のFlare Screenも合わせればより狙いどころの多い形になると考える。

 

 

Golden State Warriors ATO Special "LA Rip" 

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UCLA CutのユーザーがウィングへRipを仕掛ける形が主軸のATOセット。ボールサイドを手厚く守れば守るほど、後のサイドチェンジ時のオフェンス・エリアが広がることになり、極めて守りづらいコンセプトのフォーメーションとなっている。

 

 

Chin

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RipからPNRに移行するATO Set。4のダウンスクリーンによって2がより近い位置でボールを持てるようにしていたり、1がボールサイド・コーナーに入ることで3へのRobが通りやすくなっていたり、5→2のPNRに対して4が(ウィングへ)Replaceしたりと、色々と考えられたフォーメーションになっている。

 

 

Zip Backdoor

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Zipper Cutをケアされた際に、バックドアを狙うプレー。

これ自体が一つのセットというよりは、Zipper起点のすべてのATOセットに事前につけておきたいオプションであるというべきだろう。

 

 

Boston Celtics "STS"

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Zipper Cut ⇒ 5→2 Fist ⇒ 3→4スクリーンからの5→3 STSというフォーメーション。

このZipper⇒Fist⇒STSは、Zipper起点のオフェンス・セットとしてはかなりオーソドックスな組み合わせ。

 

 

Rip Double

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2→4 Rip ⇒ 3&5→2 Double Stagger ⇒ 5→2 Chase

RipにSTS型のStaggerをかけるのも、StaggerからChaseに移行するのも、頻出のフォーメーション。

 

 

Zip Thunder Backdoor

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Zipper Cut ⇒ 1→2 Flip ⇒ 1→4 Thunder ⇒ 4→2 DHO-Backdoor

Zipper Cutからサイドチェンジし、Thunderを仕掛けるというコンセプトはかなり頻出。

最後のDHO-Backdoorは、当然他のDHOオプションやパス&ピックで代替できる。