現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

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基本ムーブメント、セットオフェンス、DFシステム、ゾーンアタックなどを日々研究・解説しています。

Single-Side Bump Actionまとめ

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Single-Side Bump Action(あるいはSingle Tag Action)については、拙記事『現代バスケットボールの基本的な動き』にて紹介したことがあるが、今回様々なパターンの紹介もかねて、まとめ直してみることにする。

 

 

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Single-Side Bump Actionは、上記のように、ボールサイド・コーナーに1人置いた状態でSide PNRを行い、コーナーDFによるスクリナーへのTag(ないしBump)を逆手に取って攻めるオフェンスコンセプトのことである。

上図の通り、コーナーDFがスクリナーのTag(ないしBump)に向かえば、コーナーに居るプレーヤーが自ずとオープンになる。コーナーのプレーヤーは、状況に応じて、コーナーステイか、ウィングへのReplaceを選択し、オープン3Pをまず狙う。これがSingle-Side Bump Actionの第一オプションとなる。

参考ツイート↓

 

ただし、下図のように、コーナーDFが十分にTag(ないしBump)を行って来ない場合は、スクリナーのロールに直接パスをすることが好ましい。

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コーナーDFのTag(ないしBump)の状況に応じて、コーナーのプレーヤーにパスするか、ロールにパスするかを適切に選択することが求められる。

参考ツイート↓

 

上記の2つのパターンが、Single-Side Bump Actionの基本パターンになるが、発展的パターンを以下に紹介していこう。

 

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このパターンは、スクリナーDFがショウDF、特にハードショウを行う場合に有効だが、コーナーのプレーヤー経由でスクリナーのRollにパスすることで、イージースコアを狙うことが出来る。

スクリナーを一瞬TagしたコーナーDFが頑張ってコーナーのシューターにクローズアウトしようとすれば、却って簡単なペイントショットが生まれてしまうわけだ。

ハンドラーから直接Rollへパスするのではなく、コーナーのプレーヤーを経由して角度を変えてパスを入れることから、私はこのコンセプトをAngle Change Passと読んでいる。

参考リンク↓

togetter.com

 

 

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上図では、コーナーのプレーヤーにパスが入った際、そこからスクリナーにパスするのではなく、スクリナーによるRoll & Clearoutを利用して、コーナーのプレーヤーによるドライブ&スコアを狙うパターンを示している。

角度を変更してドライブを狙うという意味で、私はこのコンセプトをAngle Change Driveと表現している。

以下にも示すが、このコンセプトは、DFがDropやショウDFではなく、スイッチDFを行ってきた場合にも同様に有効になる。

参考ツイート↓

 

 

 

上述したように、Angle Change DriveはPNR Switchに対しても有効だが、それ以外にもPNR Switch対策となるコンセプトを2つ紹介しておこう。

 

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このコンセプトについては、スイッチDFの攻略法 追加の方でも紹介したことがある。

Switch & UnderでRollへの簡単なパスを防ぎ、かつコーナーDFをスクリナーTagに駆り出すことを防いで、コーナーのプレーヤーのセパレーション(ズレ)を発生しないように守ってきた場合は、上図のように、コーナーのプレーヤーのReplace経由でポストのサイズミスマッチを攻めるCorner Filledと呼ばれるコンセプトで攻めるのが有効になる。

参考ツイート↓

 

 

コーナーのプレーヤーのReplaceにパスが出しにくい場合は、下図に示すように、スクリナーがRoll & Clearoutし、それに合わせてハンドラーがクロスオーバー→ドライブを仕掛けてイージースコアを狙うDrive It Backというコンセプトが有効になる。

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このコンセプトも、スイッチDFの攻略法 追加で紹介したことがある。

参考ツイート↓

 

 

ベーシックでありながら奥の深いSingle-Side Bump Actionというコンセプトを読者の皆様がマスターするにあたり、この記事が役に立てば幸いである。

 

 

※過去記事を系統別にまとめたTogetterはこちら↓

togetter.com

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