現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

現代バスケットボール戦術研究(Modern Basketball Tactics Research)

基本ムーブメント、セットオフェンス、DFシステム、ゾーンアタックなどを日々研究・解説しています。

「ショウディフェンスを崩す動き」を図解

今回は、度々引用している高坂晴耶(ミネソタ)さんの動画チャンネルの中から、「ショウディフェンスを崩す動き」という動画を図解付きで紹介していく。

 

 

ショウディフェンスを崩す動き~スクリナー編~

 

www.youtube.com

 

①スリップ

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相手がハードショウを行うとあらかじめ分かっている場合は、上記のようなスリップインが有効になる。

[スリップインに対してヘルプサイドDFがバンプしてくる場合は、ヘルプサイドのプレーヤーへのスキップパスを選択することも出来る。]

[また、スリップに対してx5が慌てて戻るようなことがあれば、もともとx5が居たコースがオープンになり、オープンになったコースでドライブすることが可能になる。DRIVE THE SLIPと呼ばれるコンセプトであり、スイッチアタックとしてもよく用いられる。

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DRIVE THE SLIPについては、詳しくはスイッチDFの攻略法 追加の方をどうぞ。]

 

②リピック

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相手がハードショウを行うということがあらかじめ分かっているとき、ボールスクリーンの方向を途中で変更して、ハードショウを無効にするコンセプトである。

(上図にも書いた通り、このようなボールスクリーンのアングルチェンジのことは、俗にflipと呼ばれることが多い)

 

UCLAカット

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UCLAカットのケアをさせることで、ボールスクリナーがハードショウを行うことを未然に防ぐと言うコンセプト。

[似たようなコンセプトとして、ボールスクリナーがあらかじめスクリーンを使用し、マークマンDFとの距離を作ってからピックに向かうというWedge Rollというコンセプトがある。

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Wedge Rollについては詳しくは現代バスケットボールの基本的な動きの方をどうぞ

これと全く同じコンセプトが、後半の「ハンドラー編②スクリーン・ザ・スクリナー」として紹介されている]

 

④ハンドオフフェイク

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相手がハードショウを行ってスクリナーの前のコースを空けたり、あるいはハードショウに備えて眼前のコースを最初から空け気味にしている場合、ハンドオフを行うフェイクからドライブを狙うことが出来る。

[その他、ハンドオフ、DHOの基本パターンについては、STSに対するスイッチ / Zipper SOBに対するスイッチ / DHOの基本オプションの方で紹介・解説したのでぜひご一読を]

 

⑤ポップアウト

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相手のハードショウに対し、ポップすることでオープンでボールを受けるコンセプト。

ロールインの場合は、ヘルプサイドDFによるパスカットのリスクが高まるので、こちらの方が用いやすい場面も少なくない。

 

 

ショウディフェンスを崩す動き~ハンドラー編~

www.youtube.com

 

①スプリット

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ハードショウしてくるDFがワンアーム以上離れている場合は、上図のように、スクリーンとスクリナーDFの間を割って(スプリットして)ペネトレイトすることが出来る。

 

②スクリーン・ザ・スクリナー

[スクリナー編③で紹介したWedge Rollと全く同じコンセプト。Wedge Rollを再掲しておく。]

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③切り返し

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スクリナーのロールインと並行して、ハードショウの反対側にドリブルを切り返すコンセプト。

[動画では、そのままロールインしたプレーヤーへのパスが選択されていたが、以下のように、Clearoutを併せてペネトレイトするというオプションもあるだろう。

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上図は、スイッチアタックの一種であるDRIVE IT BACKというコンセプトに似たものになる。

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DRIVE IT BACKについて詳しくはスイッチDFの攻略法 追加をどうぞ)

 

④中継役にパス

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ハードショウに際して、仮にスクリナーがオープンであっても、スクリナーに直接パスを出すのはプレッシャーの関係で難しいことが多いが、上図のように中継役を経由してアングルを変えることで、スクリナーに容易にパスを通すことが出来る。

[このコンセプトは、スイッチDFに対しても効果を発揮する。NBAでの実際の使用例をスキルメモ(スクリーンを掴む、ハンズオフの基本スキルとしてのレッグスルービハインドetc)にて取り上げたことがあるので、関心あればぜひご一読を]

 

 

以上。

 

 

高坂晴耶(ミネソタ)さんの関連記事は以下

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

STSに対するスイッチ / Zipper SOBに対するスイッチ / DHOの基本オプション

STSに対するスイッチ

www.youtube.com

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オーソドックスなCross Screen - Down Screen (Screen the Screener Action)に対して、スイッチを用いて守るコンセプト。

x2は4のケアをしなければならないこともあって、どうしても5のスクリーンを完全に回避するのは難しい。

x5がスイッチすることも不可能ではないが、5がオープンになったり、5対x2のミスマッチが出来る危険もある。

そこで、ヘルプサイドのx3が2へスイッチ、x2が3へスイッチすることで、ギャップやミスマッチを最小化できるのである。

 

 

Zipper SOBに対するスイッチ

www.youtube.com

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Zipper Cutを用いたSOB(Sideline out of bounds、サイドセットのこと。SLOBとも)に対するスイッチDFコンセプト。

上図の通り、Zipper Cutした2にボールマンDFのx1がスイッチ、ボールマンの1に対してx2がスイッチする。

毎度行うのではなく、接戦の試合の終盤といったここ一番で用いる。

5のシールに結局入ってしまうことも少なくないが、相手のSOBを大きく妨害できる優れたコンセプト。

 

その他、スイッチDFに関する記事紹介

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

 

 

DHOの基本オプション

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DHOは、頻出のアクションだが、いくつかの基本パターンがある。

まず、ユーザーDFが完全にアンダーしてくる場合は、スクリナーの背後を用いてオープンショットを作ることが出来る。(Shot vs Under)

相手がスイッチ、ないしハードショウを用いてくる場合は、ハンドオフをキャンセルして、ハンドラーがそのままペネトレイトすることが推奨される。(DHO Through)

また、DHOで手渡した瞬間に逆方向にボールスクリーンをかけるというオプションもある。相手がタイトに守ってDHOのギャップを潰しに来たときほど、このオプションは有効となってくる。(DHO-PNR)

DHOに関する推奨・参考リンク

ameblo.jp

 

【追記:2018/3/17】

 

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DHO Invert (Inverted Ballscreen)は、DHOと見せかけて、DHOレシーバーがボールスクリーンをかけ、DHOハンドラーがそのままドライブするオプションである。x1(1のDF)は1が普通にレシーブすると思っていてカバーポジションを取っていないし、x5は5のレシーバー(1)へのカバーや5のDHO Throughに注意しているためあっさりとボールスクリーンにかかりやすい。意表を突く形で、5のドライブが発生することになる。

1がx1に対して、Screen your own man気味にスクリーンをセットするという手法もある。

参考動画は以下。

www.youtube.com

 

 

【追記:2018/12/4】

スキルメモ(スクリーンを掴む、ハンズオフの基本スキルとしてのレッグスルービハインドetc)で紹介した通り、レッグスルービハインド・パスも、DHOの基本オプションに入ってくる。詳しくは当該記事を参照していただきたい。

 

以上。

 

 

 

”45 Go" / "Chicago" DHOシリーズ / その他注目セット

今回は、またしてもPICKANDPOP.netから、オフェンス関係の記事を紹介していく。

 

 

"45 Go"

pickandpop.net

www.youtube.com

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"45 Go"は、上図通り、(5のスクリーンを貰って)4がピック&スリップポップ、続いて5がPNRを仕掛けるオフェンス。

ポップする4を十全にケアする場合は、DF側から見れば1/5 PNRに対するローテーションの頭数が不足し、一方OF側から見ればスペースが広がることになる。(コンセプト的にはCelticsのStack Exitに近いものがあるかもしれない)

Thunderの45 Goは極めてシンプルな形だが、他の45 Goの形も紹介されている。

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上記はRocketsのPoint 2から45 Goに展開する形。4がポップした側のコーナーがClearになっており、5へのローテーションが困難になっているのが特徴である。2、3があえて『悪いスペーシング』を取って、1/5 PNRのスペースを確保しようとしているところもミソだ。

 

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こちらは、Zipperから45 Goに展開する形(35 Goになってないか? と思うかもしれないが気にしてはいけない)

Thunderの45 Goに比べると、各プレーヤーの移動が大きく、DFローテーションに対してストレスがかかる構造になっている。

 

 

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"Chicago" DHOシリーズ

pickandpop.net

www.youtube.com

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ElbowエントリーからPindown+DHOに移行するアクション。

このアクションは特に"Chicago"ないし、"Chicago play"と呼ばれて、多くのチームで採用されるようになった。

Chicago DHOの派生形は以下の通り。

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Chicago Flipは、トップでのハンドオフ&リターン(Flip)を経由してからElbowエントリーし、Chicago playに移行…と見せかけて、5/4のDHOを行うというプレー。(動画内では5は全くロールインしていないが、ここでロールインされたり、ロールインへのアングルチェンジ・パスを狙われたりすると厄介かもしれない)

Chicago Flareは、4→3 Pindownと見せかけた3→4 Flareで、その後FlareスクリナーがDHOに向かうという構造になっており、かなり意表を突けるパターンだろう。

 

先述したように、この"Chicago"アクションは他のチームでも運用されており、紹介記事内の動画でも一部まとめられている。(下の図はCelticsの運用例。)

www.youtube.com

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また、ボストン大学の"Chicago"運用も巧みだったので、この場を借りて紹介しておきたい。

www.youtube.com

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目まぐるしいポジションチェンジを伴うChicago playであり、最後の5/3 DHOをローテーションの混乱なくきっちりと守り切るのはそう簡単ではない。

 

Chicago playの他のバリエーションとしては、その前半段階であるPindownにおけるSlipムーブがある。以下はその一例。

 

 

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その他注目セット

pickandpop.net

pickandpop.net

上記2記事で紹介されているセットから、特に私の目を惹いたものを抜粋していく。

 

 

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先述の45 Goに似た形から、Hammerに移行するオフェンス。

Hammerスクリナーもポップアウトするため、①Hammerユーザーの3 ②Hammerスクリナーの4 ③ボールサイド・ウィングにリプレースした2 と狙い所の豊富なセットとなっている。

 

www.youtube.com

 

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Zipper PNRと見せかけてキャンセル&スリップアウトし、元のサイドでSpain P&Rを行うセット。

動画内のチームはあまりうまく使いこなせていないように見えるが(失礼)、2→4→5や2→1→5といったアングルチェンジ・パスが狙えるほか、ロールインする5のケアをx3(3のDF)が行いがちな分、3へのスキップパスも狙いやすくなっている。

 

 

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5→2のStackエントリーから、5→1Rip、5Popからの5/3DHO、3/4DHO→4/5PNRという形。いわゆるWeaveからPNRへ展開するプレー。

まず最初に、5/3DHOのための広いエリアが確保されており、BackdoorやThroughといったオプションが狙える。

次に、DHO+PNRによってボールマンDFとローテーションの双方に強いストレスをかけている。4→2→5のアングルチェンジパスや、3のリプレースからの4→3→5のアングルチェンジパスもあり得るし、5のロールインをx1(1のDF)がケアするなら、1へのスキップパスも見ることが出来る。

 

www.youtube.com

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”Chicago”とヘルプサイドのフレアを組み合わせるムーブ。

x5がChicagoをケアし、x2がローテーションするだろうというDFの行動を予測し、それを突いたアクション。

 

 

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Zipperから、Veer(ボールスクリナーがすぐさまオフボールスクリーンに向かうプレー)とHammerを組み合わせたアクション。

コーナーとウィングのリプレースの両方でオープンショットが狙える技ありのセット。

 

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2のIverson Cut(AI)、3がスイングすると見せかけてヘルプサイドウィングにリプレース、その後の1/5 PNRに対し4がボールサイドウィングへリプレースといった手の込んだオフボールムーブによって、1/5PNRに対するローテーションが困難となっているセット。動画内でも、ロールマンの5とヘルプサイドウイングの3がオープンとなっており、守り辛さが窺える。

 

 

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5→3のスクリーン、4のダイブから、4→2 Ripを囮にして4がSlip inする。見事の一言。

 

 

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2-3ゾーンに対し、トップでのDHOにFlareを組み合わせ、さらにそのFlareスクリナーのスリップも狙ったもの。

スリップにスムーズに入った場合は、ペイントで即座にアウトナンバーが出来るのが一番の魅力。

 

以上。

 

 

オフェンス・セット紹介リンク

mbtr.hatenablog.com

mbtr.hatenablog.com

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フレッド・ホイバーグ(現ブルズHC)/ マーク・ヒュー(ゴンザガ大HC)のクリニック・ノート …オフェンスシステム、トランジション、P&R判断……

またしても、PICKANDPOP.netから、クリニック・ノートを取り上げる。

過去のクリニック・ノート紹介は以下の通り。

mbtr.hatenablog.com

 

今回は、フレッド・ホイバーグとマーク・ヒューの二つのクリニック・ノートを取り上げる。

 

フレッド・ホイバーグ(現ブルズHC)のクリニック・ノート  (オフェンスシステム、トランジション、セカンダリーブレイク)

pickandpop.net

 

このノートにメモされているホイバーグの主張を要約していこう。

 

オフェンスシステムについて

・オフェンスシステムは、各プレーヤーの個人能力に応じたものに変革していくべきだ――したがって、プレーヤーの代替わりに応じて年々変革していく必要がある。

・各オフェンスにあたって、各マークの個人能力のミスマッチを発見し、それを攻めるべき。

・コーチは、迅速(fast)なプレーを求めるだけでなく、各プレーを毎日分解(break)する努力を行うべき。

・ボールスクリーンやDHOは、カバーを1人減らすことになるので守りづらい。

・ボールスクリーンやDHOによって、2人のDFに1人を守らせる。

・同じサイドに2人のベストプレーヤーを置き、2人にツーメンゲーム(ボールスクリーンorDHO)を行わせる。

・ある特定のアクションを本当に好むなら、同じアクションを複数の異なるセットに組み込んでみるべき。

 

 

トランジションについて

トランジションにおける役割は以下の通り

5番=リムに走り込んで、マークマンを打ち倒す(beat your man down the floor)。

4番=リバウンドに向かう。

(4番/5番は相互に役割を交代可能)

2番/3番=指定された走行レーンはない(引用者註:平行に走っても良いし、クロスしても良いだろう)が、コーナー深くまで走り込む必要がある。それによってポイントガードのスペースが生まれる。もしウィングで立ち止まったら、PGのドライブレーンが混雑してしまう。もし1番がマークマンを抜けば、x2(2番のDF)やx3(3番のDF)はヘルプ(ローテーション)せざるを得なくなり、ワイドオープン・コーナー3Pが生まれる。

トランジションで第一にすることは、セカンダリーブレイクに入る前に、素早く得点できるようDFをよく観察することだ。

・我々は、DFがセットされる前にトランジション3Pを打つことを非常に良く好む。

・我々はまた、トランジションにおけるDragプレー(=ボールスクリーン)を好む。それは即座にディフェンスへ圧力をかける。

トランジションでウィングにボールが入ったとき、インサイドのビッグマンがシールしているかどうかをよく見ておかなくてはいけない。――そうでないなら、ビッグマンを走らせる意味がない。

 

セカンダリーブレイクについて

ホイバーグは、数種類のセカンダリーブレイクを紹介している。それぞれ簡潔に解説していこう。

 

1. Power

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Powerは、5→2 クロススクリーンによってx5(5番DF)にヘルプを強制し、5のPost upにスムーズに入れるコンセプト。x3が2をケアしてくるようなら、4→3→2のコーナー・ローを狙える構造になっていることにも注意すると良いだろう。

 

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Powerに合わせつつサイドチェンジを行い、UCLA→Pop outから、PNRに移るコンセプト。2/5 PNRから、2→4→5や2→3→5のアングルチェンジ・パスが狙える構造になっているのも面白い。

 

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サイドチェンジをキャンセルし、4/1 DHOから4&5→2のStaggerに移行するアクション。(発展形としては、2/4 PNR + 5→3 Hammerといった展開があり得るだろう。)

また、ボールサイドのケアが強まる場合は、ヘルプサイドの3を経由して5のPostを利用する、というCounterが用意されている。

 

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Stagger Counterの変形じみた形で、4/1 DHOから3にサイドチェンジし、5&2→4 Ripで、4のPostにボールを入れる。Stagger系を警戒していると虚を突かれる形となっている。

 

 

2. Swing

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Motion weakと構造は同じ。Counterとして、1のbackdoor(裏では3のカットアウト)が用意されている。

 

3. Reverse

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ヘルプサイドでのDHOから、STS、ないしRipを狙うプレー。

 

4. Baseline Double

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Floppyアクションに酷似する形。アウトサイドでスイッチが生じた場合、4or5がオープンになり得るところは見逃せない。Hammerアクションへの展開もあり得るだろう。

 

5. Trailer

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ドリブルエントリーから、UCLAandPop→2/5 PNR、ないしUCLA→1/4 PNR(Wedge Roll)に移行する形。トップの4へのディナイが試みられるシチュエーションで特に有効になるかもしれない。

 

6.Wide Pin

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トップの4がヘルプサイドへPindownをかける形。これも、トップ4へのディナイが厳しいときのバリエーションの一つになるだろう。(4/1 DHOの場合は、4がRoll inし、5がLift(トップ方向へリプレース)する)

もちろん、素直に3がレシーブして、3と4でCurl Pickすることも十分パターンとして考えられるだろう。

 

 

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マーク・ヒュー(ゴンザガ大HC)のクリニック・ノート

pickandpop.net

 

トランジションについて 

・良いショットクリエイトのためには、ボールプッシュは早いに越したことがない。

ショットクロックの早い段階の方が、遅い段階よりも良いショットを作りやすい。

トランジション3Pは、DFがセットされていない分、容易にオフェンスリバウンドを取りやすい。

インサイドアウトは、ファールを誘いやすく優れたプレー。

トランジションでショットを作れなかったら、ボールムーブメントやオフボールムーブに切り替える。

 

 

P&Rにおける”読み”

・我々は、P&Rのブレークダウンに多大な時間を割き、P&RにおけるDFの動きへの”読みreads”を鍛えている。

・良いスペーシングによって、ハンドラーの視界が良好になり、ハンドラーの判断が向上する。

・ハンドラーは、P&Rに際して『予め判断する』ということはしてはならない。

・誰がロールをケアしているのかが最重要。

・誰もハンドラーを止めに来ないなら、ハンドラーはスコアを狙う。

・ハンドラーが作れる最良の展開は、自分に2人のDFを引き付けること。

・ハンドラーたちの”読み”を鍛えるにはフィルム(動画)が有効。

 

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・上図のサイドピックにおける1-4スイッチに対しては、スイッチさせてから元の位置(ウィング)に戻り、ミスマッチでのPostを狙う。ヘルプサイドのビッグマンはトップに上がって、ハイロープレーに備える。

 

・ゲームでは、相手のDFに注目する。―ポストのボールが入ったときのDF、サイドピックに対するDF、ミドルピックに対するDF…。

・どんな種類のトラップに対しても、スリップムーブで対処するのを好む(その際、ヘルプサイドのビッグマンは即座にトップへとliftする)。

・ボールスクリーンは夕焼けと同じで、多種多様であり、ピックの前に”決めつけ”を行ってはいけない。—―自身でスコアを狙うか、ビッグマンに入れるか、入れるとしてどのように入れるか……。

・vsハードショウ: 即座にパスを見る。

・vs平行なショウ(lateral show): ビッグマンにパスを出す(orシュート)か、ショウに出てきたビッグマンを遅れて攻める(orロールにヘルプして来た方のコーナーにキックアウト)

・ショウDFの躊躇は、ハンドラーにスプリットする自由を与える(低頻度のプレーだが、実行できる能力を備えれば強力な武器になる)。

・vsICE: サイドラインに押し込められてはならない。ミドル方向にいくための手段としては、ボールスクリーンの方向をフラットに変更(flip)し、ハンドラーがスネークドリブルを試みるというものがある。

 

オフェンスシステムについて

・我々は、ポストにボールを入れ、ダブルチームを誘い、オフボールのプレーヤーで攻めるコンセプトを好む。

・ゾーンアタックで有効なのはコンセプトを持ったプレーをプレーヤーに求めることであり、フォーメーションはそのための枠組みに過ぎない。

・P&Rにおいて、ビッグマンは、パスを信じてロールしなくてはならない。また、ビッグマンが完全にオープンになるときは、たいていパスするには手遅れである。

 

1. "Bulldog"とその派生

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UCLA→PNRからサイドチェンジ、バックドア、PNR+lift (by big) 、以下繰り返し、といった具合にボールスクリーンプレーを繰り返すアクション。

トップのビッグマンを介したアングルチェンジ・ハイローが特にねらい目。また、5のロールインに対してヘルプサイドコーナーDFのx1がケアしてくるようなら、即座に4→1のスキップパスを狙う。

これを基本形として、以下に示す様々な派生形へと発展する。

 

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UCLA→PNR、サイドチェンジ、バックドア、PNRから、Floppyアクションに移行。

 

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UCLA→PNR、サイドチェンジから、PNRではなく、元のサイドへドリブルしてインサイドのビッグマン(5)にボールを入れる。

 

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UCLA→PNR、サイドチェンジから、Rip&STS-Staggerを組み合わせるアクション。5のポストアップと、3の3P or Chase PNRを狙う。

 

2. "Loop"シリーズ

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Zipper PNRの2形態。

2-3ゾーンのアタッキングに有効。

(1にx1が付く関係上、2にx2が付かざるを得ず、ボールスクリーンでx2がはがされてしまうと、2、5、3をx5とx3の二人で守らなくてはいけなくなる。)

 

以上。

 

 

関連リンク

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スキルメモ(スクリーンを掴む、ハンズオフの基本スキルとしてのレッグスルービハインドetc)

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この記事では、本来のブログの趣旨(戦術研究)から外れた、個別のスキルについてのメモをまとめてみる。

 

まずは「スクリーンを掴む」と言うコンセプト。

 

 

引用したツイートの通り、ユーザーがスクリナーを物理的に掴むことで、DFとのギャップを作っていることがわかる。

所謂ブラッシングというコンセプトの発展形になる。

本の学校で流行っているブラッシングの場合は、スクリナーを掴まず、可能な限り近く通るというだけの代物が多いと思われる。

だが、「スクリナーとユーザーの間に入られない」ということを達成したいなら、引用ツイートのように、「スクリーンを掴む」方が確実だ。味方を掴むのは反則でも何でもないのだから。

(柱を挟んで鬼ごっこをする様を想像してみてほしい。その際、間の柱を掴んだ方が、柱を利用して相手から逃げるにあたって格段にやりやすいはず。)

「スクリーンを掴む」ことで、スクリナーとの間を事実上ゼロ距離にすれば、ユーザーDFは、アンダー、オーバーのどちらかを迫られることになる。それに応じて、フェイドやバックドアといったオプションを的確に使いこなすことが簡単になる。もしスクリナーとの間隔が生じてしまうと、ユーザーDFにその間隔を利用され、ギャップを作るのが難しくなってしまう。

 

追記(2018/10/18)ボールスクリーンで「スクリーンを掴む」

上記はオフボールスクリーンでの「スクリーンを掴む」コンセプトであったが、当然ながらボールスクリーンでも利用可能である。以下はその例。

 

 

 

 

次に、ハンズオフの基本スキルとしてのレッグスルービハインド

 

 上記の自己引用ツイートではどちらもパチュリアのプレーを参考にしているが、過去にはボガットなどもこのプレーを得意とした。引用ツイート通り、意表を突いたタイミングと場所にパスを出せる上に、パスした時点でスクリーンセットが完了しており、チップやディナイもされにくいという利点の多いプレー。ただし、相手のDFの位置関係次第では、『相手にパスをしてしまう』というミスもあり得るので、十分注意する必要はある。

【追記:2018/12/29】参考リンク追記

Zaza Pachulia - Between the legs pass - YouTube

 

おまけ:バックダウンからのドローファール

 詳細は引用ツイート及び動画の通りだが、パワードリブルからリムの近くでターンショットを撃つ際、(相手がチップを狙うのも見越して)腕を相手側の入れ込むというプレー。特に、DFがチップを狙いたくなる絶妙な位置にボールを「見せる」のもこのプレーの肝ではないかと思っている。

 

【追記:2018/1/20】 PNRにおける、アンダー対策としてのフラットスクリーン

 

 

 

 

 

 

 ほとんど高坂さんの説明通りだが、フラットスクリーンに対してアンダーを行うと、リムへのドライブコースを空けてしまうことになるため、オフェンス有利となる。

これに対して、スクリナーDFがあらかじめカバーに出るようなら、スクリナーのスリップインが容易に成立することになる。

 

 

 

【追記:2018/1/30】PNRにおけるロールインへのアングルチェンジ・パス

 

 

 

 

 Pick and Rollに際し、三人目のプレーヤーを介してロールマンにボールを入れるコンセプト。

コーナー・ウィングを介すのがオーソドックスだが、引用動画のようにトップを介するパターンもある。

相手がハードヘッジやスイッチを用いるときに特に有効になる。

また、最後の引用動画のように、ロールマンに入れると見せかけてスキップパスを出すというのも重要コンセプト。

 

以上。

スパーズのP&Rディフェンス(Drop, Late Switch, etc) / Chop cutについて

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今回は、お馴染みCoach Danielチャンネルから、スパーズのP&Rディフェンス解説動画(2個)の紹介と、Chop cutの紹介を行いたい。

 

①スパーズのP&Rディフェンス

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スパーズのP&Rディフェンス紹介動画の最初は、"Drop"の紹介から始まっている。

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Dropは上記の通り(そして文字通り)、スクリナーDFがリム方向へ”Drop”して守るDFであり、いわゆるソフトヘッジとほとんど同じものだ。

このDFは、ボールマンのペネトレイトとスクリナーのロールインを双方守りたい場合に有効になってくる。

注意すべきなのはボールマンDFで、簡単なプルアップジャンパーを打たれないようにきちんとOverで追い掛け、プルアップに対してContestしなければならない。

以下に示すようなバリエーションがある。

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最初のForce Directionは、ボールマンDFが方向づけをすることで、ボールマンのドライブ方向を誘導するコンセプトである。ドライブ方向を絞ることが出来れば、カバーDFの混乱が起きなくなる。

二番目のContest vs Snakeは、スネークドリブルに対し、ボールマンはOverによる遅れを可能な限り埋めつつContestしなくてはならない、というコンセプト。ここからイージーなジャンパーを打たれてしまうと、Dropを続けるのが厳しくなる。

三番目のDropping backは、DropしているスクリナーDFが、ボールマンDFのジャンパーへのチェックを行わず、むしろロールインするプレーヤーへのパスをケア&ボックスアウトを行うことに集中するというコンセプト。Dropの弱点は、やはりロールインするプレーヤーへのパスが通りやすいことだし、カバーDF全般の弱点として、ビッグマンへのボックスアウトが疎かになるというところがあるので、この二点には十分注意しなくてはいけない。

 

次に、Dropコンセプトが”捨てる”シュートについて。

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プルアップはマークマンがチェックするとしても、やはりフローターまではケアし切れない。また、ロールインするプレーヤーが、フリースローライン当たりで止まってジャンパーを狙う場合もケアが難しい。相手のプレイスタイル次第では、あまり機能しないDFであることには注意したい。(尤も、それはどのDFにおいても言えることだが)

また、動画冒頭でも強調されているとおり、Dropコンセプトは、スクリナーのポップに滅法弱い。スクリナーがポップからの3Pなどを得意とする場合は、あまり効果的でないDFであることには注意しておきたい。(少なくとも、何の改変も加えずにそのまま用いることは出来ないだろう)

 

次に紹介されているのが”Late Switch (Veer)”だ。

 

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以前にスティーブンス、メッシーナのボールスクリーンDFコンセプト +α(Veer-Back)の方でVeer-Backとして紹介したのと同じコンセプトで、Dropから一拍置いてスイッチに移行するDFコンセプトである。

図の通り、ハンドラーがリムにアタックしたのに合わせて、ロールインするプレーヤーへのパスをケアし、なおかつスクリーンアウトを行うというのが目的になる。

 

ただしこの場合、ガードDFがビッグマンをスクリーンアウトすることになるので、サイズのミスマッチが生じる。このミスマッチに対しては、以下のように、周りのDFがディフェンスリバウンドの補助を行うことで対策しなくてはならない。

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また、ハンドラーがシュートを選択することが予想できた場合は、ハンドラーDFはスイッチするのではなく、以下のようにカバーDFと協力してシュートのContestを行うという判断も十分にあり得る。

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Late Switchの弱点についてもきちんと知っておこう。Late Switchに対して、ハンドラーがそれを察知してリトリートドリブルを行った場合は、ミスマッチが発生してしまい、Hitbackなどでそのミスマッチを攻撃されることになってしまう。

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次に、スパーズのP&RディフェンスにおけるオフボールDFの動きについての解説に移ろう。

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オフボールDFは、ロールインに即座にBumpできるよう、ペイントエリアに片足を入れた位置を取る。それでいて、キックアウトに対しては即座にクローズアウトできなくてはいけない。(※マークマンがシュートを不得手としている場合は、敢えてそのプレーヤーを捨ててBumpに集中しても良い)

この場合、逆にオフボールDFがマークマンに近づきすぎていると、却ってBumpとクローズアウトを両立させ辛い。Bumpを狙いに行った瞬間にキックアウトされたら、そのシュートをケアするのは困難になってしまうからだ。

 

最後に、サイドからのDHO及びP&Rに対するDFについてである。

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スパーズでは、DHOに対してユーザーDFへの激しいディナイ(あるいはチップ)を狙う様にしている。これによってターンオーバーを誘発したり、DHOからのイージーなプレーを防ぐことが期待できる。

ただ、こうしたハードなDFは、バックドアを狙われやすい。上図でも示しているとおり、バックドアに対する強いケアを行うことが重要だ。

 

以下はサイドP&Rに対するLate Switchを示す。

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上記のような図解・解説を頭に入れて今一度Coach Danielの動画を見れば、よりいっそうDrop系ディフェンスへの理解が深まるはずである。

繰り返しになるが、このDrop系のディフェンスはPick & Popにはあまり有効ではない。実際スパーズは、Deffeinsive Rateはかなり良い方だが、3Pを結構打たれてしまっているそうだ。その理由はP&Pへの弱さもあるのではないだろうか。

P&Pに対するローテーションについては、先ほども挙げたスティーブンス、メッシーナのボールスクリーンDFコンセプト +α(Veer-Back)のスティーブンスの項を見ると良いと思う。

 

 

②Chop cutについて

 

Chop cutは、以下の動画で紹介されたカッティングプレーである。

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簡単に言えば、P&Rに合わせて、三人目のプレーヤーがダイブするプレーになる。

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オフボールDFは、ロールマンをケアしつつ(Bumpを狙いつつ)、キックアウトされたらクローズアウトしてシュートにContestするというのが定石だ。

Chop cutはこれの逆を突き、ロールインしたプレーヤーの後を追うようにしてボールサイドカットすることで、イージーショットを狙うのである。

もしこのChop cutをケアしようとすると、上(右側)でも示したように、ロールインに対するBumpが疎かになるので、簡単にロブパスが通ってしまう。

このように、Chop cutは非常にDFの難しいコンセプトなのである。

ダラス・マーベリックスには、Chop cutに移行する2つのセットがあると紹介されている。

 

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一旦Cutterにボールを預け、そこからの展開と同時のP&Rを仕掛け、Chop cutに移行する。当然、それをケアして2のマークマンがBumpを怠れば、必ずロールマンへのLobを狙う。

 

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AI(アイバーソンカット)&アンダースイング(≡OverUnder)から、P&RおよびChop cutに移行するセット。最終形はSet 1と同じになる。

 

※この動画の後半のBonus Trackとして、Changing side in transitionというコンセプトが紹介されている。その名の通り、速攻~アーリーにおけるサイドチェンジのことで、そうすることで相手のピックアップを混乱させ、オープンショットを作りやすくするというコンセプトである。(これを防ぐには、DF側の良いコミュニケーションが求められる) どんな運用がされているかは、実際に動画を見てみると良い。

 

 

サイドピックによる2-3ゾーンアタック(Side PNR vs 2-3 Zone)

今回は、お馴染みのPICKANDPOP.NET(Zak Boivert)から、以下の記事の紹介をする。

pickandpop.net

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サイドピックに対して、図のようにx1とx2がスイッチを仕掛けてくるなら、逆サイド(ヘルプサイド)にアウトナンバーを作ることができる。

 

 

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サイドピックに対して、図のようにファイトオーバーをしてくる場合の一つの選択肢としては、ボールサイド(ストロングサイド)にオーバーロードを作ることである。

サイドピックに合わせて、コーナーからウィングへリプレース、逆サイドからコーナーへスイングし、ロールするプレーヤーはポストアップ&シールを行う。

 

 

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サイドピックに対するファイトオーバーへの二つ目の対策は、スクリナーのポップである。

スクリナーがウィングにポップし、コーナーは、スイングすると見せかけて再びコーナーにスポットアップ。

逆サイドのビッグマンがポストに入り、オーバーロードの形を取る。

 

 

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